元書店員、児童書担当のスズメです
現在は4歳差姉妹を絶賛育児中です♪
今回は、「マンガでわかる 今日からしつけをやめてみた」から学ぶ無意味なしつけからの脱却法についてまとめました
なぜこの本を選んだのか
それは「育児がしんどいから」「地獄の無理ゲーだから」です
ただひたすらにしんどくて、何度話してもこっちの話なんか全然聞いてくれない
これが何十回と続くと手を上げたくなる、傷つくとわかっている言葉をつい吐いてしまう
私は大人なのに、わかっているのに…
怒りたくないけど、でもできなくて困るのは子どもなのに…
実はこんな考えが私自身の首をしめて「しつけ」を激化させていたことに著者・柴田先生の言葉で気がつきました
ぜひ「今」苦しんでいる仲間たちにも読んでほしい…!
と思い、今回記事にまとめました
こんな苦しくて誰にも言えない悩みを解決し、少しでも楽になれるように記事を書きました
私も自己嫌悪で毎日辛くて鬱気味でしたが、しつけがなぜ必要ないのか知ることでだいぶ心が楽になりました
とは言ってもまだまだ毎日奮闘していますが(笑。
実はKindle Unlimitedなら無料で読めます!
しかも初めての登録で1ヶ月(980円)無料♪
さらに2回目以降でも2ヶ月1960円→99円なんてお得なキャンペーンもたまにやってるんですよ〜!
しかもKindleならスマホやタブレットからいつでもこっそり読めて気が楽でした♪
やっぱりタイトル的に家族の前とかで読みづらくて…
Kindleだと見えないのでこういう本の時は特にありがたいです
今日から しつけを やめてみた
まずは参考にした「今日からしつけをやめてみた」を紹介させてください
漫画で読みやすく、あらいぴろよ先生の絵の可愛らしさでサラッと読めますよ!
コラム部分も柴田先生の優しさが滲み出てて泣けてくる…!
あらすじ
「今日からしつけなんてやめちゃいませんか?」
え?しつけが不要なんてありえない!
だって公共の場でちゃんとさせないと…
それに「人の気持ち」がわかるような人間に育てなきゃ…
嫌われちゃったらかわいそう…
だって、しつけは「親の責任」でしょう?
こんな先入観で「子どもらしくない小さな大人のような子ども」を求めていませんか?
確かに少子化社会は大人に合わせた「大人が生きやすい社会」で、「子どもらしい子ども」に不寛容です
でもだからこそ「しつけなんてやめましょう」と言いたい
ではしつけの代わりに何をするのか…?
「大丈夫。あなたがまっとうな大人なら、お子さんは必ずまっとうな大人に育ちます」
冒頭の柴田先生のこの言葉で本書を全部読みたい、と強く思いました
そして、読んで本当に良かった、一生心に留めておこう、と思っています
私がこの本を選んだ理由・おすすめな人
- 怒ってばかりの「しつけ」がしんどくなった
- 「しつけ」に意味があるのかわからなくなった
- 表紙の親子みたいに娘と仲良く笑顔でいたいと思った
なんだかだいぶ追い詰められた理由ですよね…
でも、同じように「しつけ」の強迫観念に疲れたあなたにこの本が届いたら嬉しいと思って書いています
私がこの本を手に取った理由に共感いただけたあなたには本当にこの本はおすすめです
特にKindleで無料登録できた場合にはぜひ漫画部分だけでも読んで欲しい…!
そして少しでも苦しい悩みを断捨離して子どもと笑って楽しめる時間を一緒に増やしていきましょう♪
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「今日からしつけをやめてみた」感想・レビュー
実は私、あまりの読みやすさに一時間ちょっとで一気に読み切ってしまいました!
しかも何度も読み返していて、Kindle Unlimitedに入るたびに読み返しています
いやほんと、サラッと読めるのにしれっと救ってくれるので落ち込むたびに読んで「こうしたらいいんだ」って背中を押してもらっています
こんなに読むたびに晴々した気持ちにさせてくれる育児本はなかなかないです
もちろん学びも多いのですが、それよりも柴田先生の「大丈夫よ、頼っていいの」というメッセージ性が育児で荒んだ心に染み渡って泣けてくるほど読後感が心地いいんです
そして、あらいぴろよ先生の漫画がまた感情移入しちゃって涙が出るわ出るわ…いいデトックスです
絵柄自体もスッキリしていて読みやすく、本当にサラサラ読めてしまうんです
毎回とても良い時間を過ごせて、これだけでKindle Unlimitedの元をとっていると言っても過言ではない作品です(笑。
「今日からしつけをやめてみた」からの学び
「今日からしつけをやめてみた」からたくさんの学びを得ることができたので、特に大切だと感じた学びをご紹介します
幼児は「自分の気持ち」しかわからない
なんと、2〜3歳の小さな子にはまだ「自分の気持ち」しかわからないのだそうです
え!そうだったの…?
だから奪い合いや叩いたり、やめてって何度言っても伝わらないのか…
でも、自分の気持ちが分からなければ人の気持ちなんて想像すらできませんよね
だからこそ幼児期に親がするべきなのは「しつけ」ではない、ということがよくわかりました
たしかに、もう大人になった私たちにだって「言い表せない感情」があってモヤモヤしたり
それが人と話している間に理解できてスッキリしたり、そんな経験ありますよね
飲み会で愚痴ったり、友達と話し込む中で自分の感情に折り合いがつけられたりすることありませんか?
だけど子どもにはそんなことわからないですよね…
そんな時に私たちがしてあげられることは「その気持ちを代弁してあげる」ことだけなんです
「今こんなことがあって悲しかったよね、悔しくて泣けてきちゃうよね」
そんなふうに今の自分の気持ちを教えてあげることで、子どもは自分の気持ちを理解していくことができるそうです
たしかに、誰にも教えてもらわないで持て余した子どもの気持ちを押しつけて、ただ「しつけ」として叱るのは違うよね…
小さな子に必要なのは「安心感」
実は「三つ子の魂百まで」というのは「3歳までにその子の魂がどれだけぬくもったか」、ということだと柴田先生は考えています
魂が、あたたまる…?
つまり、親からの「無条件の安心感」「愛情」が心に降り積り、それがその子の魂を一生支えていく、ということなんだそうです
だからこそ幼少期に親がするべきことは「子どものしつけ」ではなく「子どもを理解し周りの視線から守る」ことなのか!と私は目から鱗でした
もっと早く知りたかった…!
巷でよく聞く3歳までは怒らない育児ってこういうことだったのか…!!
現代日本社会はマジョリティーである「大人の都合」が優先されがちで、マイノリティーの子どもに無関心なのに厳しいというまさにコンクリートジャングルですよね
だから私たちがすることは「社会に対してのフォロー」が主になるわけですね
もちろん公共の場での振る舞いはマナーとして教えつつも、過度な叱責は無意味なばかりか子どもの自己肯定感も下げるのでやめたほうが良いですよね
子育ての正解はないと思いますが、今日から良い方向に向けて一歩ずつ一緒に歩いていきましょうね♪
子どもには子どもらしく生きる権利があって、大人は工夫でそれらに対応していくことが「しつけ」の代わりに親がすることなんですね
親にできることは「自分の価値観」を伝えていくことだけ
でも伝えることはやめちゃダメなんです
ちなみにあなたには「絶対に子どもに伝えたい自分の価値観」ってありますか?
例えば、危険なことはしない、差別はしない、暴力は認めない、などいろいろありますよね
私の場合は「危険とわかることはしない」「誰かを貶めない」「無駄な嘘をつかない」ということはどうしても子どもに伝えたいです
でも伝えていく中で子どもが受け入れて変わってくれるかどうかは子ども次第なんです
だって私たちだって親の意向なんて全部実現してこなかったですもんね(笑。
ただ、親として何度も何度も言葉に出して伝えていくことは数少ない親の責務だと思っています
そして、柴田先生はこの部分に私たちらしい育児が現れる、と書いていて、私たちが自分の価値観を態度で示して見せ続けることで子どもは自分で考えて身につけていけるとも言っています
まさに親の背中を見て育つ、ということですね…!
私はこれを知って、親の価値観を押し付けず、子どもが成長する中で自分で考えながら自分の人生の柱を立ててくれれば、親としてこれほど嬉しいことはないと感じました
人はいくつになっても「人間関係の修復」をしながら生きている
つまり、人はいくつになっても成長できるということです
親が幼少期に厳しくしつけたら問題を起こさず常に円満に人生を歩んでいけるのでしょうか?
もちろん、そんなわけないですよね
むしろ大きくなってから壁にぶち当たったら人生観全て崩れそう…
だって私たちだって日々、ご近所さんと、会社で上司や同僚と、ママ友と、たくさんの人とコミュニケーションで失敗したり改善したりして生きていますもんね
だから幼少期に「思いやりが〜」「優しさを持って〜」とか言わなくたって、子どもたちだって自分なりに何かを掴みながら一歩ずつ成長しているんです
たしかに親の立場からすると人生経験から「こうしないと嫌われちゃう」とか「こんなことしたらだめ」とか思うところが多々あるわけですが…
でも自分で気づいて変わらないと意味ないですよね!
忘れがちですが、私たちだってそうでしたもんね
そんな時に自分がして欲しかったことを子どもにしてあげるのが、きっと子どもの心を一番温めると思うのです
大人は裁判官ではなく「通訳」になる
これってついつい裁判官になってしまいませんか?
双方の話を聞いたり、現場を見ていたりして、兄弟喧嘩でどっちが悪いって決めて怒ったり…私しちゃってました
だって公平に見たら原因明らかな時ありません…?
でも子どもにとって親は絶対の存在なんだって気がついて、どちらかの味方をしたら他方は傷つくんだって思い出したんです
だから親はジャッジしちゃいけないんです
そして誰がママの一番か悟らせたらダメなんです
私は弟がいますが、母の一番が弟だと幼少期から感じていたので高校生くらいまで弟が苦手でした
なんだか気に入られなかった自分が出来損ないだと感じて辛かったんです…
これを子どもに植え付けたらダメだ、一生の傷になる、とこの本を読んで気がつきました
なぜかずっとある心の傷なのに、言語化されないと気がつけないものなんですよね…
なので私も気をつけて、喧嘩の時は「お姉ちゃんはこうされて嫌だったんだね」「でも妹ちゃんもこうしたかったんだね」と善悪をつけずに通訳に徹することにしています
おわりに
もう本当にこの本は私の育児のバイブルです
何度読んでも気づきがあって、子供心を思い出すことで自分の育児に生かすことができています
やはり、過去に経験してきたことも言語化してもらうことでとても理解しやすいです
もちろんまだまだ毎日イライラは尽きないのでこれからもこの本を何度も読み返していくと思います
紙の本でもほしいけど、育児の合間にスマホのアプリで読めるのがクールダウンにもなっておすすめですね
よく逃げ込んだトイレとかキッチンで読んでます(笑。
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それにしても育児は辛いですね
もちろん幸せな時だってたくさんありますけど、だからって辛さは消えないです
辛さを消すことは難しいですが、小さくしていくことで幸せの方を少しでも多く感じていきたいですね
育児の辛さはネタにして共有してナンボ!
抱え込まずに吐き出していきましょうね♪
ここまで読んでいただきありがとうございました!